嘆きの墓標編のキース
第1章の嘆きの墓標編は
連載開始前は短編漫画にするつもりだったのですが
どんどん構想が広がって
最終的に10話になる長編になってしまいました
というのも、敵キャラとなる「キース・ウェル」が
ただの主人公に対峙する悪役としてだけでなく
大きな戦争の犠牲者の一人で
悲惨な運命にあったがために
バケモノ化してしまった設定を練っていくうちに
もっと丁寧にキースを描きたいという思いが大きくなりました
第1章の10話はそういう意味で
一番力を入れて描き上げた回でもありました
長編漫画をより面白くするためには
まず「悪役」キャラクターの魅力アップでしょうか
今回の長編を描いていて学んだことの一つです
世の中で評価され、よく知られている物語を
何気なく観て、読んでいましたが、
大体「敵」「悪役」「ライバル」の存在が印象深いものが多いと思います
漫画でいざ自分が物語を作ろうとしたら
どうしても主人公キャラクターを描きたいことが先行して
敵、悪役キャラがお座なり気味になっていたんですね・・
悪役キャラクターは憎らしいけれど
気になる存在としていかに読み手側の心に残るか
ここを意識してのぞんだこの作品でした
せっかくここまで作り上げた悪役キャラなので
第2章以降も何かしら絡ませようと思います
2025.01.26 記
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